会津とは

会津とは

定義
「会津」とは、福島県の西側(新潟県寄り)にある地域です。
会津若松市を中心として、大きく5つのエリアに分かれています。

中央エリア…会津若松市・会津美里町・会津坂下町・湯川村
北エリア…喜多方市・西会津町
東エリア…磐梯町・猪苗代町・北塩原村
西エリア…柳津町・三島町・金山町・昭和村
南エリア…下郷町・南会津町・只見町・桧枝岐村

これら17市町村をまとめて「会津」「会津地方」と呼ばれています。
(※人によって多少定義が違うこともあります)

人口
会津地方の人口は約23万7000人で、会津地方最大の都市である会津若松市の人口は約11万人です(2025年2月現在)。

気候
盆地であることから夏は暑く、冬は寒冷で積雪が多いという特徴があります。
磐梯山や会津百名山、猪苗代湖など豊かな自然環境に恵まれており、四季折々の風景を楽しむことができます。

歴史
『日本書紀』にその地名が出てくるほど歴史ある土地です。
蘆名氏や伊達氏、上杉氏、蒲生氏、加藤氏、保科氏、松平氏など名だたる武将がこの地を治めてきました。
特に鶴ヶ城(会津若松城)が有名で、戊辰戦争では会津藩の本拠地として重要な役割を果たしました。
戊辰戦争時に編成された白虎隊や娘子軍の存在も有名です。
会津藩士や戊辰戦争時に亡くなった人を偲んで、今なお多くの人がお墓に手を合わせています。

観光地
日本唯一の赤瓦の城「鶴ヶ城」や白虎隊隊士のお墓がある「飯盛山」、江戸時代にタイムスリップした気分が味わえる宿場町「大内宿」、温泉地「東山温泉」「芦ノ牧温泉」「湯野上温泉」、幻想的な景色が楽しめる「只見線」など、数えきれないほど多くの観光スポットがあります。
春~秋には、近隣の県や関東からの修学旅行生も多く訪れます。
「赤べこ」の発祥地、会津柳津町にある「福満虚空藏菩薩圓藏寺(ふくまんこくぞうぼさつえんぞうじ)」も見逃せません。

食文化
日本三大ラーメンの一つ「喜多方ラーメン」や、会津名物の「ソースカツ丼」、郷土料理の「こづゆ」「にしんの山椒漬け」「まんじゅうの天ぷら」などがあります。
最近では、磐梯山で採れた塩を使った「会津山塩ラーメン」の人気が高まっています。

会津の人物
世界的な細菌学者「野口英世」はもちろんのこと、徳川家康の孫「保科正之」公、徳川三代に仕えた「天海大僧正(だいそうじょう)」、空海から賛辞を贈られた僧の「徳一(とくいつ)」、会津藩最後の藩主「松平容保」公、NHK大河ドラマの主人公にもなった「山本八重」、娘子軍の隊長を務めた「中野竹子」、小説姿三四郎(すがたさんしろう)』のモデルになった柔道家「西郷四郎」、日本初の物理学教師・東大総長の「山川健次郎」、日本最初の女子留学生の一人「山川捨松(すてまつ)」、社会福祉の母「瓜生(うりゅう)岩子」など、名だたる人々がいます。

タイトルとURLをコピーしました